自家用車を所有している多くの人が悩みがちなのが「カーナビの地図が古くなる問題」。
土地勘のある場所なら多少地図が古くても問題ないですが、旅行に出かけた際などは地図情報のふるさに困ることもシーンも少なくないですよね。
僕もこんな悩みを抱える一人で、数年前からこんなことを感じていました。
タカヒロ
常に最新のマップを見たい!でも、情報の更新には結構な費用がかかるし気が重いなぁ…。
そこで最近導入したのがiPad miniをカーナビ代わりに使用するという方法なのですが、これがめっちゃ便利。
上記問題が解決できるのはもちろんのこと、「従来のカーナビは何だったのか?」と思うほど利便性に優れていたからです。
ということで、本記事ではiPad miniのカーナビ化でで感じたメリットや注意点を紹介していきます。
タップできる目次
古いカーナビを使い続けるデメリット
まずは現在使用しているカーナビを状況を簡単に紹介。
使っているのは日産純正のHC306-Aというカーナビでカーナビで11年ほど前に購入したものでした。
10年以上の時間が経過していると地理情報もかなり大きく変わっており、下記のようなデメリットが発生していました。
- 目的地を検索してもヒットしない場合住所を手入力する必要がある
- 新しい道路を通ると地図にない道をひた走る状態になり、経路案内が狂う
さらにスマホやタブレットがかなり普及した現代では、カーナビに対して下記のような不満点も感じるように。
- 「あいうえお順」でポチポチ文字入力するのが面倒
- 音楽をCDからHDDに落とすアナログ運用なんて考えられない
あまり気にせずにいたけど、改めて古くなったカーナビを使い続けるデメリットってめちゃくちゃ大きいですよね。
そこで、本記事のタイトルに有るようにいつも愛用しているiPad miniをカーナビ化することにしました。
iPadをカーナビ化して感じたメリット5つ
それではここからは実際にiPadをカーナビ化してみて感じたメリットを5つに分けて紹介していきます。
マップのを更新する必要がない
車載のカーナビが古い場合、地図と実際の情報に差異が大きくなってしまうと道案内が困難になります。
僕の乗っている車はまさにこの状態で、たまにカーナビが認識していない道をひた走る羽目になっていました。
マップを更新する場合ディーラーに頼むと2~3万の費用がかかるらしく、地味に高いです。
しかし、iPadにGoogleMapやヤフーカーナビといったアプリを導入すれば常に最新の地図情報を元に道案内をしてもらうことが可能。
更新を気にすることなく、いつも最新の地図で目的地に向かうことができるのはとても便利ですね。
こちらはYahoo!カーナビのアプリなのですが、道案内の精度もわかりやすさも優秀で使い勝手は非常に良いと感じました。
よく行く目的地も登録できるし、音声操作も可能。カーナビとして使用したい機能は一通り揃っている印象です。
渋滞情報の精度もすばらしい
カーナビを利用するメリットは目的地までのルートを案内してくれるのに加え、渋滞情報を教えてくれる点にあります。
この点はさすがに車載カーナビに軍配があがるか?と思いましたが、Googl Mapやヤフーカーナビも渋滞情報を加味して経路案内をしてくれるので、全く困ることはありません。
ちなみに調べてみたところ、渋滞情報の算出ロジックに下記のようにな違いがあるため、場合によってはiPadをカーナビ化したほうが高い予測精度を得られるようです。
- 車載カーナビ
- 日本道路交通情報や渋滞感知器(電波ビーコン、光ビーコン)の情報を、FM多重放送や道路に設置されたビーコンからカーナビに届けるシステム(VICS)
- Google Map
- Google Map利用者の位置情報や移動速度から、混雑具合を算出
- ヤフーカーナビ
- VICS情報 + 他のアプリ利用者による渋滞情報(プローブ)も反映して混雑具合を算出
画面が大きくて見やすい
車載カーナビのディスプレイは5インチ〜8が一般的なサイズ感です。
iPadは一番小さいminiサイズでも8.3インチの大きさがあり、一般的なカーナビよりも広い画面で情報を確認することができます。
また、iPadの現行モデルはすべてRetinaディスプレイを搭載しています。
画面の大きさに加え、高精細な映像が見られるのもiPadをカーナビ化する魅力の一つです。
直感的な操作ができる
いつ作られたものかにもよると思うのですが、カーナビの操作性ってすごく使いづらいと思っています。
まず文字入力が「あいうえお順」なのがいまいち。目的地を入力するにもポチポチと何度もボタンを押す必要があって面倒です。
さらに入力してから検索結果が反映されるまでの処理速度もスマホやタブレットに比べると遅くてちょっとイライラします。
しかし、iPadならキーボード入力でささっと目的地を入力したり、音声操作でルート案内をしたりできちゃいます。
レスポンスも早いので、操作周りで煩わしい思いをすることはほぼゼロになるんじゃないかと思います。
音楽や動画の再生もバッチリ
ドライブに欠かせない音楽再生。
車載カーナビでは音源をCDからHDDに取り込むか、SDカードに入れてから再生するなどが一般的ですが、これもイマイチ。
こんなに手軽にインターネットから音楽を再生できる時代にこの運用はちょっときついですね。
しかし、iPadをナーナビにすれば、いつも聞いている音楽を使い慣れたアプリから再生することが可能です。
最新の曲やお気に入りのプレイリストを車の中で快適に視聴することができるようになるのは最高です。
もちろん動画視聴も可能なので、BGM代わりにyoutubeやPrimeビデオなどのVODアプリの再生も行うことができます。
iPadをカーナビにする際の注意点
次にiPadをカーナビ化する上での注意点を2つ紹介していきます。
セルラーモデルのiPadが必須
iPadには下記2種類のタイプが存在しますが、カーナビ化するならGPS機能を搭載しているセルラーモデルを用いるのが絶対条件です。
- セルラーモデル(GPS機能あり)
- Wi-Fiモデル(GPS機能なし)
GPS機能がないWi-FiモデルのiPadをWi−Fiルーターでネット接続してルート案内をした場合、現在位置が定まらなかったりして、経路案内を円滑に行うことができないためです。
カーナビとして使うならデバイス本体にGPS機能を持ち合わせたセルラーモデルを利用しましょう。
車載ホルダー選びは慎重に
iPadをカーナビとして使うには車載ホルダーが必須ですが、自家用車に合うアイテムを見つけるのは苦労するかもしれません。
マウントの種類は下記のように様々なバリエーションがありますが、どれもメリット・デメリットがありますし、車との相性も考えなければいけないからです。
- クリックタイプ(サンバイザーに挟んで使う)
- エアコン吹き出し口取付型
- 吸盤・粘着ゲルタイプ
- CDスロット差し込みタイプ
- ドリンクホルダータイプ
今回、エアコン吹き出し口取付型の車載ホルダーを導入したところ、しっかり固定はできたものの下記のようなデメリットが有りました。
- iPadを見やすい角度に調整するとエアコン吹出口が下を向いてしまう
- エアコンの風がタブレットに当たり続けてしまう
iPadをカーナビ化するメリットは十分感じられたものの、使い勝手という点では不満が残る結界に…。
今回の反省を活かして次回は吸盤・粘着ゲルタイプの車載ホルダーをトライしてみるつもりです。
iPadはカーナビ代わりに使うのに最高のデバイス
長年使っていたカーナビをiPadに代替してみて感じたメリット5つを解説しました。
「まさかiPadがこんなにもカーナビに向いているデバイスだったなんて…」という声が出てしまうほど、使い勝手がよく大満足です。
車載カーナビのすべての機能を代替できるわけではありませんが、多くの方がiPadのカーナビ化でより快適にドライブを楽しむことができるようになると思いました。
車載のカーナビの地図が古くて更新しようか悩んでいるという方は解決方法の一つにipadのカーナビ化を検討してみてはいかがでしょうか?
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